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なぜケータイ小説は売れるのか (ソフトバンク新書 63)

発行: ソフトバンククリエイティブ(2008-02-16)
価格: ¥ 735

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人間の生には本来、 何の意味もない。 人間は DNA のコードに従ってただ生まれてきて、 そして死ぬだけである。自意識による自己突っ込みの無限連鎖の果てにニーチェが発見したように、 生は無意味なのだ。 さまざまな苦悩や障害や挫折が人間を襲うが、それらは常に不条理で、 意味のない不幸なのだ。
だが人間は、 不条理な不幸、 意味のない苦境には耐えられない。
(…)
ゆえに、 人間は自分の過去と現在と未来を 「物語」 として編纂しなければならない。 (…) 聖書や仏典は、 そのような 「私の物語」を編纂する際のルールブック、 手引書、 指導書なのだ。 (…) 人間が味わう苦悩は、 決してまるきり無意味な苦悩なのではない。そういう保証を、 聖書という物語の雛形が個人に与えてくれるのだ。 (P.198-199)
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